年末が近づいてくると一年を過ごした部屋や家の大掃除という恒例行事が待っております。この大掃除をするにあたり、しっかりと順番を決めて大掃除をしておりますでしょうか。もしかすると「とりあえず気が向いたところから」や「手が付けられる範囲から」という理由であまり大掃除の順番を決めずに取り組んではいないでしょうか。もし、順番を決めずに大掃除をするとほとんどの場合効率が悪く、結果的に余計な体力や無駄に時間を消費してしまいます。そして他にもやらなければならなかった掃除場所があるのに「疲れてしまって動けない…」「もう夕方で夕食の準備をしないといけなくなった…」という事になりかねません。そのため、大掃除をする時は順番を決めて効率よく掃除をする事で、体力・時間共に無駄なく立ち回ることができるのです。
1.大掃除の順番の決め方
大掃除の順番を決めずに何となくやっていると、やはり効率が悪いために体力・時間が無駄に消耗してしまいます。大掃除では順番を決めて効率よく立ち回ることで、いつもは2~3日かかってダラダラしていた大掃除が1日でスッキリする事もあります。
1-1.まずは日にちを決める
最初にやるべき事は大掃除ができる日を決めることです。人間は思いつきでやろうとしても中々うまく行かない、やる気が出ないことがほとんどです。また、思いつきで「急に大掃除をやります!」と言いだした一人でやる気を出しても、家族が消極的では意味がありません。そのため、大掃除をする日をまずは決めることが、大掃除の順番での最優先事項なのです。理想的なのは「人手があり、かつ一日中どこかへ外出したり来客も無い天気の良い日を選ぶ」というものです。一人で大掃除をするのは大変ですが、ご家族が揃っている日であれば大掃除の労働力を得る事ができます。かつ、前もって決めておけば家族も予定を調整できるので、大掃除に対する士気を下げずにすみます。
1-2.大掃除の日が来る前に捨てるものを決める
さて、大掃除の日がやってくる前にしておきたい事として、捨てたいゴミを決めておくことが大切です。特に粗大ゴミであれば主婦の力では難しく、やはりご主人等の男手が欲しいでしょう。また、いらない物を捨てる事でその場所がスペースとして空くため、スッキリしますので思い切って捨ててしまいましょう。ただし、捨てるゴミが家の外の目立つ場所だと、ご近所さんの目に止まると恥ずかしいかもしれないので、家の裏手やガレージ等の人目につきにくい所に捨てるゴミを仮置きしておきましょう。
1-3.大掃除の日が来る前に必要な物を買う
見落としがちなのですが、大掃除に使う道具や洗剤も前もって揃えておくことが大切です。もし、「いざ大掃除!」という時に洗剤を買い忘れていたり、道具が足りないのに気付くとまずは掃除道具や洗剤を買いに行く事からとなるため、大きな時間のロスになりかねませんし、やる気があっても出鼻を挫かれてしまいます。大掃除をする時はできる限り前もって家にある掃除道具や洗剤を確認し、足りなくなりそうだったり、もう無いのに気付いたのであれば早めに購入しておきましょう。また、もしも大掃除までに買いに行くのが難しく大掃除当日でないと駄目な場合は、買い物で必要になるものをリストアップしておき、無駄な買い物をしないように必要なものだけさっさと購入して帰りましょう。
2.大掃除当日だ!順番を決めて効率よく大掃除しよう!
大掃除の当日になり、気合が入るかもしれませんが大掃除の順番をしっかりと決めておく事が大事です。また、大掃除は洗顔、身だしなみを整え、朝食後にやる事が多いので、大掃除の順番で最初にやる事は洗顔場や朝食後の汚くなった食器を早めに綺麗にしておく事です。ご家庭にもよるかもしれませんが、大掃除では水をダントツに使うため、水を汲んだりするためのキッチンや洗顔をする場所が汚いとそれだけでロスになってしまうのです。
2-1.洗濯物を洗濯機に放り込む!
大掃除をしていく順番の決め方についてですが、どのように決めればいいかわからない事が多いかもしれません。しかし、まずは洗濯機でやる事をやってしまいましょう。なぜなら、衣服などの洗濯物を洗濯機に入れても終わるまでしばらく時間がかかりますので、カーテンや布団カバー等を洗おうと決めていた場合はその待ち時間が勿体無い事になりますので、洗濯物だけ先に片付けてしまいましょう。洗濯機が止まれば予定していたカーテンや布団カバーを放り込んでタイムロスを無くしましょう。
2-2.掃除をする時は「上から下へ」が基本
大掃除をする場所を決めて「さぁやるぞ!」と意気込む前に、「上から下へ」という掃除の基礎である言葉を思い出してみてください。例として寝室を掃除する場合は埃が舞いやすい布団をまず何とかするのが当たり前です。次に掃除するのが天井の照明やそのカバー付近であり、次に高さがあるカーテンレールの上や背の高い棚の上、エアコンの上を掃除する事です。「上から下へ」というのは埃などの汚れは下に落ちていくので、先に床を雑巾掛けすると埃が落ちてきてまた雑巾掛けをしなければならなくなります。そのため、効率を考えるのであれば高い所から順番にしていくのが大掃除の基本なのです。また、この「上から下へ」の法則は大掃除をする場所の順番にも当てはまります。つまり、家の2階から手をつけないと、1階をいくら掃除しても2階の汚れが落ちてくるので意味がありません。大掃除の順番は「上から下へ」の法則を忘れずに行いましょう。
2-3.大掃除の難所「水場」!キッチンとお風呂掃除はラストにすべきか?最初にすべきか?
キッチンは毎日のように料理をするので油汚れが酷いですし、浴室は毎日家族全員がお風呂に入ったりするために石鹸カスや皮脂、アカ、黒カビの酷くなりやすい場所でもあります。そのため、大掃除の順番として水場は真っ先に手を付けたい場所でもありますが、キッチンもお風呂場も時間がかかる大掃除の難所です。まずは洗剤を使って汚れを浮かせる事を最優先にしましょう。なぜなら、水場の洗剤の使用方法として多いのが「汚れている場所に使用し、汚れが浮き出るまで○分ほど待ってください」ということが多いのです。そのため、キッチンならガスコンロ周辺に洗剤を使ったり、換気扇を付け置きしておき、浴室ならば黒カビが発生している場所等に使用しておき、洗剤の使用方法にある時間まで放置しておきましょう。その間に別の部屋などを掃除して効率よく大掃除をする事が大事です。
3.まとめ
大掃除をする時は必ず前もって行う日を決めておく事、それまでに必要な道具や洗剤を購入し、要らないものをピックアップしましょう。また、当日は掃除の鉄則である「上から下へ」を守り、大掃除の順番を決めて効率よく立ち回る事が大切です。