エアコン 清掃
  • 便利屋

初めてでもこれで完璧。エアコン掃除の仕方教えます!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

エアコンからカビ臭い風が出ている、ホコリが気になったという経験がある人は少なくないはずです。 エアコン掃除を専門の業者に頼むとかなりの金額がかかってしまうケースもありますが、自分で出来るお手入れもあります。こまめに掃除をすればフィルターの目詰まりを防いでエアコンの効きを良くできるなど、メリットが多いのです。 そこで、今回は家庭でできる安心なエアコン掃除の仕方をお教えしましょう。

1.まずは部屋が汚れないように下準備から

エアコンの掃除をすると、どうしてもホコリが飛び散ってしまうことがあります。エアコンの下にものがある場合は可能な限り移動させたり、ビニールシートをかぶせてホコリがつかないようにするなどの工夫が必要になります。 養生とも言われる作業ですが、これが無いとかえって後片付けが大変になってしまうのです。後の面倒を避けるためにも、事前の下準備が重要です。

1-1.雑巾や掃除機だけでも掃除は可能

エアコン掃除と言えば様々な専用器具が必要なイメージがありますが、実際には雑巾と掃除機だけでも作業は可能です。ただし、細かい部分の掃除をすることを考えると、以下の道具を用意すると安心です。

・掃除機
・掃除機用のブラシ
・雑巾(あるいはホコリを取るためのドライシートなど)
・歯ブラシ
・柔らかいスポンジ
・中性洗剤
・扇風機(サーキュレーター)
・ビニールシート(レジャーシート)※
・養生テープ(紙テープ)※
・ビニール袋
・輪ゴム

※ ビニールシートとテープは養生のために使います。粘着力が弱い場合はガムテープなどでも代用が可能ですが、家具や壁などに貼った際にきれいに剥がれるかどうかは事前の確認が必要です。

一番はじめに行うのは電源をオフにしてコンセントを抜き、ホコリを被らないようにしておくことです。 掃除中に誤って動いてしまうと、怪我の元になるだけでなく、故障の原因となってしまいます。また、コンセントにホコリがつくと漏電の恐れもあるため、ビニール袋に入れて輪ゴムで留めるなどしておくとよいでしょう。

次に、エアコン周りをビニールシートやテープで養生します。

1-2.エアコン外装の掃除の仕方

外装の掃除から始めていきます。

まずは雑巾などを使って外装を拭きます。最初は濡れた雑巾で、次は乾いた雑巾で拭くのがおすすめです。市販のお掃除用のシートを使っても大丈夫です。特にエアコンの上の部分は忘れがちなので注意してください。ホコリが溜まったままにしておくと空気が汚れる原因にもなります。特にハウスダストに弱い人は念入りに拭いておくのがおすすめです。

除菌を兼ねて消毒用アルコールを使う人もいますが、これはNGです。アルコールが揮発するときにプラスチックが破損する恐れがあるだけでなく、内部に入り込むと動作不良の原因になってしまうこともあります。特にパネル周りは薄いプラスチックを使っていることが多く、割れや欠けの原因となることがあります。 入り組んだところは歯ブラシを使って掃除する方法もありますが、掃除機の先端にブラシをつけて軽くこすりながら吸い取ってしまうのがおすすめです。吹き出し口はフィルターを外すときに汚れる可能性があるため、後回しでも大丈夫です。

2.フィルター掃除を念入りに行うことが節電につながる

フィルターは構造上ホコリが詰まりやすく、カビや異臭の原因となってしまうことがあります。出来ればこまめに掃除した方が良く、稼働させている場合は一月に一回、オフシーズンでもたまに見て汚れているようだったら掃除をした方が良いのです。フィルターを掃除するとエアコンの効きが良くなるため、節電にも貢献してくれます。

2-1.正しいエアコンフィルターの掃除の仕方は?

エアコンのフィルターは外装を外して掃除することになりますが、まず外装を外したらフィルターの表面に掃除機をかけていきます。これは外した時にホコリが飛び散りやすいからです。フィルターは薄く軽量に作られていることが多く、力を入れ過ぎると割れてしまうことがあります。取り外すときは無理に力を入れないようにし、不安がある場合は取扱説明書を見ながら行うのも方法です。手元になくても、インターネットで見られることが多くなっています。

フィルターを外したら表面のホコリを掃除機でとっていきます。この時裏返してしまうと、かえってホコリが詰まってしまう可能性があるため表面のホコリだけを吸うのがコツです。裏面(エアコンの内側に向いている面)の仕方は後述します。 ホコリを掃除機で吸ったら軽く水洗いし、陰干しして乾かします。洗うのはお風呂場が良く、陰干しするスペースが無い場合は扇風機やサーキュレーターを動かしたうえで、換気扇を回すと早く乾きます。 フィルターの裏面が汚れている場合は裏面からシャワーを当てて落とします。汚れが目立つ場合はスポンジに中性洗剤を薄めたものをつけて洗うか、歯ブラシを使って目詰まりを解消していきます。この際も力の入れ過ぎには注意してください。 洗剤を使ったら念入りにすすぎをして乾かさないと臭いの元となることがあるため、注意が必要です。

2-2.フィルターを乾燥させているうちに残りの掃除を

フィルターを乾燥させている間に、残りの部分の掃除を行います。

エアコンのカバーを外せるタイプであれば、フィルターのように水洗いして乾かす方法もあります。取り外せない場合は裏側にたまったホコリを拭きとります。汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めて使いしっかりとふき取りますが、汚れがひどくないようであれば軽く拭くだけでも大丈夫です。 吹き出し口の羽根の様な板は手で動かせる場合が大半のため、軽く動かしながら隙間を濡れた雑巾等で拭いていきます。もし、動作が硬いようであれば無理に力を加えると壊れてしまう可能性があります。隙間から歯ブラシを通して汚れを取るか、歯ブラシでも難しいようなら割りばしなどに布を巻きつけて掃除する方法もあります。ただし力を入れると内部を傷つけてしまう可能性があるため、ここでも注意が必要です。

エアコン内部のフィンなどは無理に掃除しようとすれば故障の原因となるため、特に手を触れないようにしてください。軽く拭ける範囲であれば拭いてもかまいませんが、雑巾やシートの繊維が絡まっても故障の原因となるため、あくまで「かるく」ということを心掛ける必要があります。 一通りの作業が終わったら、フィルターと外装を元に戻して、送風状態でしばらく乾かします。これは残った水分がカビの原因となるのを防ぐためです。30分程度を目安に欠けておくと安心です。

3.なぜフィンの掃除を行わないのか

初心者でも出来るエアコンの掃除は以上になります。これを読まれた方には、なぜエアコン内部やフィンの掃除を行わないのか疑問に思われる方もいらっしゃると思います。実際にフィンを掃除するためのスプレーなどもホームセンターで販売されています。しかし、フィンの掃除の仕方には専門知識が必要で、エアコンの知識がないと難しい部分があるのです。

エアコン内部をしっかり掃除するためには、洗浄剤を使って内部を洗浄する必要があります。また、洗浄剤を落とすための水なども必要になります。当然ですが、水が内部に残ればカビの元になるだけでなく、故障の原因となります。

エアコン用の洗浄剤があるからと安易に使ってしまうと、エアコン内部を傷める原因になりかねません。エアコン内部の掃除はエアコンの構造や、部品の知識、養生の技術、洗浄剤が部品を腐食しないかなどの前知識が前提になるのです。

また、洗浄剤にも品質があるだけでなく、洗浄剤を落とすための水も大量に必要になります。そのため一般家庭で行うのが難しく、エアコン掃除の専門業者が存在し、需要がある理由にもなっているのです。 フィンに汚れがたまっても冷暖房の効率が落ちるため、フィルター掃除などで物足りなさを感じた場合は自分で行わず、業者に頼んでしまうのも賢い方法なのです。

4.まとめ

フィルター掃除や、エアコン表面の掃除の仕方は意外と簡単です。自分で出来るお掃除は月に一度は行った方が良く、ハウスダウストに敏感な人や赤ちゃんがいる場合などは月二回程度でも良いほどです。

湿気が多い時期はフィルターにホコリがたまるとカビや雑菌が繁殖する原因となるため特にこまめに掃除した方が良いのです。 オフシーズンでも思い出した時に掃除をしておけば、急にエアコンを使う必要に迫られた時の悪臭を避けることが出来ます。特別な道具がなくても出来るため、まめな掃除を心がければエアコンの効きも良くなり、冷暖房費も節約できます。 エアコン内部の掃除の仕方は、エアコンについて学ぶことが前提になるでしょう。失敗してしまうリスクがあるなら、専門業者に頼んだ方が良く、自分で出来る掃除はこまめに、内部の掃除は数年に一度など、使い分けをすることも大切なのです。

SNSで最新情報をチェック

コメントを残す

*

ページTOP