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エアコンの掃除を自分で!気をつけるポイント12選

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エアコンの掃除をクリーニング業者にいつも依頼しているなら、自分自身で気をつけることはこまめなフィルターのチェック程度です。しかし、もしエアコンを自分で掃除するなら気をつけるべきポイントがあります。

クリーニング業者に依頼するよりも自分で掃除したほうが費用を抑えられることは大きなメリットですが、自分で掃除したら故障してしまった、調子が悪くなった、部屋が水浸しになった等の事態を招くと、かえって高額の費用がかかります。 そこで、自分でエアコンを掃除するならぜひ気をつけておきたいポイントを紹介しましょう。

1.普段の使用で気をつけるポイント

自分で掃除するのはやはり大変な作業です。そこでなるべくエアコンをクリーンな状態で使う工夫をしておくと、掃除の回数を減らすことができます。

1-1.フィルターはこまめにチェック

よくエアコンを使う部屋なら1週間に一度、特に埃が多い場合は3日に1度、フィルターをチェックしておきたいところです。ここでチェックするのは埃のつき具合はもちろん、埃の質を見ておくとよいでしょう。

ダイニングキッチンなど調理する部屋では油汚れが目立つ場合があります。茶色い埃であったり油でベタつきが感じられる埃であったりすると、エアコン内部も汚れやすい傾向があります。 さらにフィルターをチェックするついでにアルミフィン(冷却フィン)の状態も確認しておきましょう。

1-2.冷房や除湿運転の後は送風運転を心がける

冷房や除湿を行うとエアコンの室内機の中は水滴がいっぱいついています。いつまでも中が濡れた状態ですと、カビが生える原因となりますので、早く乾燥させておきたいわけです。

そこで役立つのが送風運転。室内機の中がより早く乾燥します。 これで室内機の中にカビが生えるリスクは大幅に減りますので、ちょっとした心がけとして「夏場、冷房の後は送風で室内機の乾燥」と覚えとくとよいでしょう。

1-3.外のドレンホースを確認

ドレンホースとは、冷房や除湿時に室内機の中に発生した水分を外に排出するためのホースです。夏、冷房の運転時にドレンホースから水が流れてきているかどうか、一度確認しておきましょう。水が少しでも流れていればOKです。 もしドレンホースが詰まっていると、エアコンの掃除をするときに深刻な問題が発生しますので、たまには確認しておきたい部分です。

2.エアコンを自分で掃除する前に気をつけるポイント

「さあ今からエアコンを自分で掃除しよう!」と決めたら、掃除を始める前に気をつけておくべきことがあります。 何事も準備が大切!掃除中の事故、掃除するつもりができなかった、エアコンが故障してしまったなどということがないように、事前にしっかりと確かめておきたいものです。

2-1.どの部分をどのように掃除するのかを決める

エアコンのアルミフィンやファン、ルーバーなどを全て掃除するのか、それとも一部分だけを掃除するのか、掃除の計画を決めておくとよいでしょう。 また、洗浄剤を使って本格的に掃除するのか、それとも今回はブラシや掃除機だけで埃とりをするのか、それによって準備するものが変わってきます。

2-2.掃除に必要なものを準備する

脚立などのようなしっかりした台が必要です。そしてブラシ類(歯ブラシや綿棒)、雑巾、掃除機を用意しておきましょう。これらはエアコンの室内機の中を掃除するのに必ず必要です。 ブラシ類はなるべく細く、すこし奥まで届く長さがあるとよいでしょう。

2-3.洗浄剤を使う場合に準備しておくもの

上記のものに加えてエアコンのアルミフィン洗浄剤やファン洗浄剤を使用する場合は、大量の水が室内に漏れ出しますので、ビニールでカバーする必要があります。このようなエアコン洗浄カバーは市販されていますのでそれを利用するとよいでしょう。

アルミフィン洗浄剤やファン洗浄剤も市販されています。家庭用の洗剤などで代用せず専用のものを使いましょう。 さらに、洗浄剤を洗い流すために水を吹きかける道具が必要です。一般家庭にありそうなものでは、霧吹き(よく水が出るもの)水鉄砲などを用意しておきましょう。 これらが欠けているとエアコン掃除の途中で、どうにもならない状況に陥ります。必ず全て用意してから掃除にかかりましょう。

2-4.電源を切る

掃除にかかる直前にすべきこと まずはエアコンの電源を切ります。リモコンでOFFにするのではなく、電源コンセントを抜く(またはブレーカーを落とす)ことで、完全に電源を切ります。

ドレンホースはあらかじめ掃除しておきます。ドレンホースに埃がたまっていたり、くもの巣が張っていたりすると掃除の際の水が流れにくいので、室外側から掃除機の吸い口を当ててドレンホースの内部を吸い取っておきます。

エアコンの取り扱い説明を見て前面パネルも取り外します。おおむね簡単に取り外せる部分と、ねじ止めなどで固定されている部分があります。できるだけ取り外せるものは取り外しておきたいところですが、このような電化製品などの機械物が苦手な人は無理をしないようにしましょう。無理に取り外そうとすると破損する場合があります。

また、アルミフィン洗浄剤やファン洗浄剤を使う場合はエアコン洗浄カバーをつけておきましょう。これがないと部屋が水浸しになります。 ここまでできたらいよいよエアコンの掃除開始です。

3.アルミフィンの掃除で気をつけるポイント

エアコンの掃除が始まる段階で、当然フィルターもはずしていますので、きれいに洗っておくとよいでしょう。油汚れがつきやすい部屋なら、フィルターを水で薄めた家庭用洗剤で洗ってください。フィルターに関しては専用の洗浄剤を使う必要はありません。 注意が必要なのはアルミフィンです。

3-1.アルミフィンは柔らかい

掃除機などでアルミフィンに付着した埃を吸い取るときに、アルミフィンに強く当たって歪んでしまわないように注意が必要です。薄いアルミの板でできており、変形しやすいので気をつけましょう。

3-2.電気系統に洗浄剤や水がかからないように

アルミフィンの右側に電気系統がまとめて配置されているエアコンが多いです。電気系統の回路などが見えていたらビニールなどで、洗剤や水がかからないように覆っておきましょう。

4.ファンの掃除で気をつけるポイント

ファンは奥の方に取り付けられている機種が多い上に、風向きを変更するルーバーが邪魔になって掃除しにくいところです。奥まで届くようなブラシを使うとよいでしょう。 また、

ファン洗浄剤を使う場合は、ファンの両サイドの回転軸にかからないように気をつけ、時間がかかる部分だと割り切って慎重に進めましょう。回転軸に洗浄剤や水が入り込むと、ファンの回転時の異音の原因となります。

5.エアコンを自分で掃除した後、気をつけるポイント

洗浄剤を使った場合は、掃除が終わっても前面パネルを取り付けるのは少し待ってください。室内機の前面パネルを取り付ける前に次のポイントに注意しておきましょう。

5-1.ドレンホースの詰まりの最終確認

室内機のアルミフィンについていた埃が水とともにドレンホースから流れ出ますが、その埃が途中で詰まっていないかどうか、水の流れ具合を確かめておきたいところです。 アルミフィンにどんどん水をかけて、途中に留まっている埃などを洗い流し、室外のドレンホースから順調に水が流れ出ているか確認しておくとよいでしょう。

5-2.室内機を乾燥させておく

電気系統に洗浄液や水がかかっていなければ、送風運転(冬などなら暖房運転)で室内機を乾燥しておきたいところです。しかし、もしかしたら誤って電気系統に水や洗浄液がかかってしまっている可能性もありますので、ヘアードライヤーなどの冷風で室内機の中を乾かしておくとよいでしょう。 電源を入れるのは室内機の中が充分に乾燥するのを待ってからが安全です。

6.さいごに

ここまで確認できたらフィルターと前面パネルを取り付けて掃除終了です。

エアコンの掃除を自分で行うときに気をつけるべき12のポイントを、掃除の前段階、掃除の最中、掃除を終えた直後と順番にまとめてみました。 思ったよりもやることが多いと感じた方も多いかもしれません。 もちろん、今回述べた手順やポイントがすべてではありませんが、エアコンを自分で掃除される場合は参考にしていただければ幸いです。

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